
本当に安全・安心な家を作るために、新建材はもちろん、
古くから信じられてきたことまで、全てを疑ってみました。
例えば今まで「ムクの材木ばかりで作れば安全」と思われていました。ところが、どうもそうとは言えないのです。住む方の体質によっては、”ヒノキアレルギー”反応を起こしたり、その他の素材がアレルギーの原因になっている場合があります。

現在各建材メーカーでは、「低ホルムアルデヒド」の製品開発が進められています。“低”という言葉に安心してしまうのですが、こんな風に表現してみるとどうでしょうか?
まず、事実として知られていることは、
ホルムアルデヒド = 有害
です。ところが、物の言い方でいつの間にかあやふやになってしまうのは、
低ホルムアルデヒド = 無害
が成り立っているかのように感じてしまうところです。物質自体が有害であれば、量の多少にかかわらず有害なのでは?という疑問が、『無添加注文住宅』の素材開発の基本的な考え方になっています。

では、低ホルムアルデヒドは本当に有害なんでしょうか?
グラスに入った牛乳をさしだされて、「さあ、どうぞ。毒は少ししかはいってないから安心して飲んでください」と言われて安心して飲む方はいません。ところが、建材はどうでしょうか。
現在の法律では、何万種類もの化学物質のなかから、なぜかたった13種類についてガイドラインを設け、さらにその中のたった2種類についてのみ規制しています。あたかも、低ホルムアルデヒド、ノンホルムアルデヒドであれば、“安全の証拠”といわんばかりです。本当に残りの数万種類の化学物質は安全なのでしょうか。これは、「毒は少量ですから大丈夫ですよ」といっているのと同じです。
「シックハウス対策万全」といわれた規制後の新築注文住宅で、シックハウス症候群を発症する人が後を絶たないのはとても奇妙なことです。
一つ言えるのは規制されているいないにかかわらず、“有害物質は確実に体内に蓄積されている”ということなのです。
シックハウスについて、『無添加注文住宅』ではとても分かりやすい解説をしています。
まず、化学物質のもたらす症状には2つの段階があることを覚えておいてください。
最初は、シックハウス症候群。それが酷くなるともっと恐ろしい、化学物質過敏症です。
これが、シックハウス症候群の発症の仕方です。内部の小さなビーカーの容量が少ない方の化学物質に対する抵抗力は低く、早期に発症する可能性があります。仮にこのビーカーのサイズが大きく、年を取った時点でまだ半分くらい溜まっているだけの方も発症はしていませんが、有害物質は確実に小さいビーカーの中に溜まっているのです。ストレス等の免疫力低下で、このビーカーの容量が変化することも考えられます。

例えあなたが新建材の家に住み続けたとしても、幸運であれば生涯発症しないかもしれません。これは可能性として充分にあり得ます。
しかし、私たち“家を造る”立場の人間がこのシックハウス症候群発症の仕方を知ったうえで、お客様に対して
「有害物質は少しなので、それほど問題ない可能性の方が高いかも」
とお茶を濁すような責任逃れのような言葉で逃げたくない。それが弊社のこれまでの素材に対しての安全性追及と、新たに『無添加注文住宅』の取扱い開始への気持ちです。

素材が無添加・自然になることで、デザイン性はどうなるのか?
デザイン性は全く変わらないどころか、無添加素材は健康に良いだけでなく、素材そのものが美しいため向上します。
日本人は自然の造りだす美しさを感じる感性を持っている人種だと言われます。自然の作り出す不統一なデコボコに美しさを感じ、その感覚を芸術や文化、建築に生かしてきた人種です。弊社の取り扱う素材はそんな洗練された美的感覚に訴えるものばかりです。

新建材を使わないことで、家のメンテナンスの手間は増えます。ムク材が反ったり、ヒビが入ったりということも、家が生きている証拠と楽しむ気持ちで住んでいただきたいのです。
とはいえ、そんな自然素材だからこそ手入れが楽な点も見逃せません。新建材の場合、ビニールクロスについた汚れは落ちにくく、擦りすぎると破れたり模様のデコボコがなくなって、擦った部分が目立ってしまったということもあります。
自然素材の家は、例えば漆喰の壁が汚れたら“ペーパー”で軽く表面を擦ります。すると汚れが落ち新しい面が生まれます。更にひどく汚れた場合には上塗りという手もありますので大変便利です。
また、よくお聞きするのが、お子様が重いオモチャを床に落としてフローリングに凹みが出来たとのお嘆き。ムクの床でしたら、凹んだ部分を水で湿らせて直します。水を吸って木材が膨張しますので、その復元能力を活用したメンテナンス方法です(すっかり元通りというわけにはいきませんが)。
こうした家との付合いを楽しむ生活もなかなか良いものです。
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